1964-06-05 第46回国会 参議院 予算委員会 第22号
そういう問題を詰めないで、それで一体仲裁委員会というものは正しい仕事をやっているというふうにお考えでしょうか。それを詰めないで、今度は使うほうの資料はかってに使って、これが客観的な判断だ、そんなばかげたことはないじゃないですか。まず、第一段階において、両者の根拠となっている問題点は詰めてかかる必要があるわけでしょう。これはどうなんですか。
そういう問題を詰めないで、それで一体仲裁委員会というものは正しい仕事をやっているというふうにお考えでしょうか。それを詰めないで、今度は使うほうの資料はかってに使って、これが客観的な判断だ、そんなばかげたことはないじゃないですか。まず、第一段階において、両者の根拠となっている問題点は詰めてかかる必要があるわけでしょう。これはどうなんですか。
一体、仲裁委員会からは遺憾であるといわれている。そういう点からいって、定員内は上がっているが、定員外の職員は依然としてゼロである。それで、今回においても早く相談をしてやりなさいということになっている。だから私はこのゼロ回答である国有林労働者の、低賃金の中においてやられてきたということは、石谷前長官も——今、石谷委員も指摘しておる通りだ、林業労働者の賃金は低いとはっきり言っておる。
結局議会の決議を待たなければ拘束を受けないというのでは、仲裁委員会というものは、これは一体仲裁委員会が何を相手に、何を根拠に、何を信頼して自信を以て仲裁裁定ができるか、従つて仲裁裁定も議会がきめるのだからいい加減でよろしい、長は議会がきめるのですから、それぞれ仲裁委員の諸君やつておいて下さい、議会の長は議会の皆さまが集つてきめるのだからいい加減にやつておいて下さい、こういう結果になることは、今まで国
但し」云々、これがあとで問題になるわけでありますが、一体仲裁委員会の裁定はどういう効力を持つているのか、文学の上では「当事者双方とも最終的決定としてこれに服従しなければならない。」という文句で、非常に平明なのでありますが、裁定の効力に関しまして、一ぺん考え直してみると言いますか、思いをひそめてみる必要があるのじやなかろうか、こういうふうに私は考えるのであります。
それというのは、一体仲裁委員会がどうしてできたか、あるいは公労法がどうしてできたかという根本を、大蔵大臣は考えられておるかどうかという点に出発すると考えます。